”ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)などを展開する米外食大手ヤム・ブランズに対し、揚げ油に心臓病などのリスクを高めるとされる「悪玉脂肪」を使うのをやめるよう求める訴訟を、米消費者団体が13日、ワシントン高裁に起こした。
問題の脂肪は、加工植物油などに含まれる「トランス脂肪酸」と呼ばれる成分で、多く摂取するとコレステロール値を上げ、動脈硬化を進める恐れがあると指摘される。
同団体は健康に良い揚げ油に切り替えるか、認められない場合は消費者に健康上のリスクを知らせるべきだと主張している。ロイター通信によると、KFC側は「食品として安全であり、必要な情報も提供している」などと反論している。”(共同通信6月13日2006年)
”米ハンバーガーチェーン3位のウェンディーズ・インターナショナルは8日、フライドポテトなどに使う揚げ油を今年8月から変更し、心臓病などを誘発する悪玉脂肪をゼロ近くまで削減すると発表した。
ファストフードやお菓子に多く含まれる「トランス脂肪酸」はコレステロール値を上昇させ、心臓病や脳梗塞(こうそく)などのリスクを高めるとされる。大幅な削減を実施するのはファストフード業界で同社が初めて。
北米にある6300店でトウモロコシと大豆を原料とする油に切り替える。ラージサイズのポテトに従来7グラム含まれていたトランス脂肪酸は0・5グラムに減らすという。
最大手マクドナルドは2002年、揚げ油を健康的な油に替えると発表したが、いまだに本格的な導入はなく、取り組みが遅れている。”(共同通信6月9日2006年)
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アメリカでは、使う油に関して訴訟が起こっているのですね〜。ちょうど油に関する記事がありましたので、書いておきましょう!(上記トランス脂肪酸は下記トリアシルグリセロールの一種と思われます。)
『特定保健用食品(油)として注目されるジアシルグリセロール(DAG)の栄養特性−食生活(2006.6)。著者は、板倉弘重さん(茨城キリスト教大学生活科学部教授)。
通常の油脂成分であるトリアシルグリセロール(TAG)はグリセロールに3本の脂肪酸がついています。一方、一般の食用油(植物油・動物油)に1〜10%に存在するジアシルグリセロール(DAG)はグリセロールに2本の脂肪酸がついています。DAGは油脂の主成分でないためこれまで研究はあまりされてきませんでした。
ところが、最近の研究により、トリアシルグリセロール(TAG)は中性脂肪が合成されやすいのに対し、ジアシルグリセロール(DAG)は、小腸・肝臓・筋肉で消費されやすいことが分かったそうです!
DAGの特性(ヒトの単回および長期摂取試験より)
1)食後の血中中性脂肪の上昇抑制
2)体脂肪低減
3)病態における食事療法への応用(糖尿病患者の血糖値改善)
料理のおいしさの素になる脂質を減らすのは難しいかもしれないので、脂質の量だけでなく質を考えたほうが良いそうです。DAGのほうがTAGに比べて、摂取後の血中中性脂肪上昇が低く、体脂肪への蓄積も少ない特徴があります。』
DAGについては、その安全性について意見が分かれているようです。(記事の下の方に追記)自分で判断のうえ、使用されてください!
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<参考情報>この記事を書いてしばらく経ってから、気になる報道がありましたので、載せておきます。安全性については、意見が分かれているようです。
『エコナ、自社研究でもガン促進を示唆? 花王はデータ公開拒否
「安全性は試験で確認している」と花王は主張するが、肝心の花王自身による研究結果も、グレーであることが分かった。この研究結果は、食品安全委員会でも「閲覧は可能だがコピーはダメ」という奇妙な扱いになっている。
花王にデータ公開を要求したところ「出せない」の一本やり。他所の研究には「まだ中間発表」と文句を付け、自社研究は公開せず、それで「安全と信じよ」と言う花王に、情報公開を迫った。
【Digest】
◇結論と食い違う、実際の実験データ
◇そもそも差が出にくい実験条件
◇閲覧はいいがコピーはダメ
◇記事にするなら事前に報告してほしい?
◇国には提出したが、消費者には出せない
◇出せない理由は、勝手に解釈してくれ
◇論文化は、いつになるか分からない
◇情報は出さないが、正確に報道しろ
◇勝手に記事にすれば良い
◇結論と食い違う、実際の実験データ
現在、エコナの発ガン促進作用を調べた試験は、3件ある。うち2つは国立がんセンター研究所が2005年に公表した、舌ガンと大腸ガンの試験で、舌ガンの試験で発ガン促進の疑いが出て再調査中であることは、前回、報告したとおりだ。
その同時期(2004年1月から2005年1月)に、花王は独自に民間の「DIMS医科学研究所」という発ガン試験の専門会社に委託して、発ガン促進作用を確認するための試験を行なっている。
この試験報告書は、食品安全委員会に提出され、「ジアシルグリセロール(DAG エコナの主成分)の安全性資料」の添付資料となっている。
しかし報告書の全文は委員会のメンバーのみに配布されただけで、傍聴した我々には様々な試験結果を要約した一覧表だけしか配布されなかった。その一覧表の説明では、エコナの主成分であるDAGで発ガン促進作用はなかった、と書いてある。(注1)
*注1「DAG投与に起因すると考えられる腫瘍発生の増加はみられず、DAGは全身諸器官への発ガン修飾作用を有さないことが示された。DAGの発ガン修飾作用を検討した結果、TG(トリアシルグリセロール 普通の食用油の主成分 注著者)群との比較において、DAGによる発ガン促進作用は無いと判断した。」(発ガン修飾作用とは発ガン促進作用と同じ)
しかし、筆者が入手したその報告書の試験データでは、腎臓や膀胱などの一部の腫瘍が、エコナの主成分であるDAGを投与したグループで増えているのだ。
さらにこの試験で面白いのは、高リノレン酸,高オレイン酸、中鎖脂肪酸など他の油も一緒に試験している点だ。発ガン促進作用が指摘されていないこれらの油でも、なぜか腫瘍が増えている。
それが何を意味しているのかは、いまのところ不明だ。
livedoor ニュース2006年8月16日(情報源)』
マクドナルドでは、油というよりは
業務用のカンからラード、本当に白い物体を
出してるのを見て、本当に具合が悪くなりました
たまたま視界に入ってしまったのです
健康を考えると油も検討したほうがいい気がします。
いつもコメントありがとうございます♪
エコナクッキングオイルは若干お値段が高めですがダイエッターがいる我家でも使っていますよ^^/
実は、体に良くないんです。
いつもコメントありがとうございます!
うれしいです♪
今のところ公式には害があるというような情報(データ)はないと思います。
ただし、どこかで入手することがありましたら記事に書きたいと思います。
ご指摘ありがとうございました。