くも膜下出血とは、脳のTの字やYの字の形をした血管の分岐点にできた動脈瘤(こぶ)が破裂し、くも膜と脳のあいだに血が流れ出してたまり、脳を圧迫する症状です。一般にハンマーでたたかれるような激しい痛みを伴います。(頭痛がなくて、いきなり発症の場合もあります!)発症すると半数が死にいたります。
動脈瘤は、できるメカニズムがわかっていません。予防策もわかりません。大きくなるかもはっきりとしないのです。
しかし、最近の測定技術の進歩により、MRIでMRAと呼ばれる撮影法で1mmレベルで、動脈瘤を見つけ出すことができるようになりました。
対策:手術か放置か?
海外の論文によると、10mm以上の動脈瘤が破裂する確率は0.05%です。ところが、近年日本で出された日本人のデータをまとめた報告によると、5mm以上の動脈瘤が破裂する確率は1%だそうです。日本人は動脈瘤が破裂しやすいそうです!
一方、手術で障害ができるなどの危険性は2〜4%です。
また、手術の方法は2つあります。頭を開いて、直接動脈瘤の根元をクリップでつまんで動脈瘤自体をなくす”クリッピング”と呼ばれている手術は、50年の経験がありますが、患者の負担が大きく、動脈瘤の位置によっては対処できません。
もうひとつが、太ももにある血管からカテーテルと呼ばれる細い管を脳の血管まで通し、この細い管の中に仕込んだ金属性のコイルをつかって動脈瘤の部分を内側から埋めてしまう方法です。患者の負担は少なくどんな場所でも対応できますが、歴史が浅く高度な技術が必要です。
いつ破裂するかという危険性を避けるために手術を受けるか?手術の危険性をさけるために手術をしないでいるか?個々の判断になります。
動脈瘤が大きくなると前兆として、’物が二重に見える’ことや’片方の瞳孔が拡大する’といった自覚症状がでることがあるそうです。
機会があれば脳ドックを受診し、動脈瘤がないことを確認しておきたいですね。予防策が見つかるよう、医学の進歩に期待したいものですね♪
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次回は1週間以内に更新の予定です。
頭痛や視力におかしいところがある時は、受けておきたいですよね♪
たしかに脳ドックはうけておきたいですね♪
コメントありがとうございました(^▽^)
私は頭痛がしない!と安心するのは大間違いですよね。私もこの日は、ためしてガッテンを真剣に観ていました。
いつもコメントありがとうございます(^▽^)
たしかに頭痛しなくていきなり発症という場合もあるように放映されていました。
きょーりんさんのコメントを取り入れて、記事に補足させていただくことにします♪
いつも丁寧なコメントうれしいです!
脳ドック、気になる〜
↑こちらこそ有難うございます。
光栄です♪
たしかに意外と脳については内臓ほど考えていないかもしれませんね。
コメントありがとうございました♪
コメントも丁寧で、見習わなければと感じています♪