冒頭から、兵庫県尼崎市役所の取り組みが紹介されていました。この職場では毎年心筋梗塞による突然死が発生していました。ところが、ある取り組みをしたところ全く突然死がなくなったというのです。
それは、ウエストを適正にするということでした。男性85cm未満、女性90cm未満にすることを奨励したのです!
ウエストが基準より多いということは、脂肪が多くつきすぎているということを示しています。とくに内臓脂肪のつきすぎにより、高血糖・高血圧・高中性脂肪となり突然死にいたっていたのです!
食後、血液中の脂肪はおもに内臓脂肪へと貯められるのですが、多く貯めすぎているともはや受け入れることができません。血液中に脂肪があふれ、中性脂肪が高い状態となります。内臓脂肪が多すぎると、血糖を作り出す成分も発生して血糖値も高くなってしまうのです。
一方、100歳以上のお年寄りが現在多くいらっしゃいます。長寿の秘訣を調べていた医学者が見つけ出したのが、アディポネクチンという成分でした。アディポネクチンは、血管をきれいにし、血圧、血糖値、中性脂肪値を正常化するそうです。実に100歳以上のお年寄りは、若者の約2倍のアディポネクチンを持っていることが判明したのです。
アディポネクチンは、なんと脂肪から作られるのです!ただし、適度な脂肪を貯めている脂肪細胞からのみ作られるのです。運動(ウォーキングなど)・適正な食事により、血圧、血糖値、中性脂肪値をまず正常にします。そうすると、アディポネクチンが発生しやすくなり、長寿になっていくのです。
アディポネクチンは、サプリメントや薬では摂取することができません。ただし、大豆タンパク質に、アディポネクチン合成を増やしてくれる効果があることが報告されています。ウエストを適正にしたあとで、煮豆・納豆・豆腐を積極的に摂取することを勧めていました。
脂肪からつくられるアディポネクチンが、血管をキレイにしそれを維持してくれる作用をするとは驚きました。
ウエストを適正にしてアディポネクチンを発生させ、大豆を摂ることでさらに多くアディポネクチンを発生させ、老化を抑えたいと強く感じました♪
はやくウエストを適正にしなくっちゃ!
<参考記事>
大豆イソフラボンの摂取制限の解説記事−朝日新聞(3.12, 2006)
肥満の判定基準−日本肥満学会の見解
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次回は1週間以内に更新の予定です。
その方も枯れたというよりは引き締まった感じの体付き。すごく健康そうでした。
そのあとお腹が飛び出た中年男性の方がゆっくり歩かれているのも見かけて「ふ〜む」と考えこんでしまいました。
やっぱり適切な体づくりって大切なんですね。
ウォーキングの観察を書いていただきありがとうございました。
いい刺激になりました。
老化は足腰から始まるといいます。
適切な体づくりは大事だと再認識しました♪
大豆ってスゴイですよね〜
やっぱり大豆ですよね〜♪
私はホルモンバランスの崩れからくる激太りを経験中で、そしてダイエットと並行して内脂肪退治を頑張っています。見た目云々よりも、健康が一番大切ですからね。
人それぞれ状態が違いますので、健康へのアプローチもそれぞれと思います。
またのお越しをお待ちしております♪